埼玉・深谷発ネギ栽培相談サービス「ネギ参謀」全国2000か所に拡大2024年7月9日
埼玉県深谷市で70年以上にわたりネギを栽培する小池勝次郎商店は、株式会社ミスターマーケティングの支援を受け、ネギ農家の経営を支援するサービス「ネギ参謀」を開発。同サービスは、47都道府県に拡大し、導入先が2000か所に達した。
「ネギ参謀」は、ネギ栽培の技術を提供し、ネギの収量を増大させることで、農家の経営を支援するサービス。小池勝次郎商店は、70年以上のネギ栽培の経験を活かし、ネギ栽培のノウハウを「6大戦略」として体系化した。同社はネギ参謀を始める前は、肥料を中心としたモノ売りに依存しており、地元での価格競争に陥って経営状況は厳しいものだったが、このノウハウを基に"儲かる農業"へ転換を図った。
「ネギ参謀」は、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業のカテゴリーキラーとして市場で評価されている。ミスターマーケティングは、この「カテゴリーキラー」を定義。小池勝次郎商店のネギ参謀は、その代表事例となっている。
小池勝次郎商店は、ネギ参謀のサービスを打ち出すことで、これまでのモノ売りから、ネギ栽培に関する助言や経営支援などの「コト売り」へとシフト。この転換により、価格競争から脱却し、農家の経営を支援する新たなビジネスモデルを確立した。
「ネギ参謀」の成功により、全国のネギ農家やJAが小池勝次郎商店を訪れるようになり、深谷市の同社はネギ栽培の聖地となりつつある。また、北海道のJAから講演依頼を受けるなど、深谷発の「ネギ参謀」のセミナーが地域で開催されている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日