「野菜ソムリエサミット」8月度「青果部門」最高金賞4品など発表 日本野菜ソムリエ協会2024年8月19日
日本野菜ソムリエ協会は8月9日、農産物のさらなる価値向上と農業の活性化をめざし、毎月開催している野菜・果物、農産加工品の品評会「野菜ソムリエサミット」の8月度分について、青果部門の最高金賞4品、金賞10品、銀賞14品と加工品部門の金賞3品、銀賞2品を発表した。
最高金賞の「かぼちゃのACE」
8月度は最高金賞として、大東園農場(静岡県掛川市)の「かぼちゃのACE」、さんぽ農園(新潟市)の「ミニトマト(ロッソナポリタン)」、すこやかファーム湖西(静岡県湖西市)の「密のしずく」、寺坂農園(北海道空知郡中富良野町)の「青肉メロン クレセント」の4品が選ばれた。
「かぼちゃのACE」は、駿河湾の海の幸で作った堆肥と静岡のお茶を使った栽培方法で育てた濃厚なかぼちゃ。評価員からは「栗のようなコクのある上品な甘さが非常に滋味深い」「黒糖のようなコクのある甘み。奥深いうまみも感じられ、味付けなしとは信じ難い味わい。皮にもアクみや渋みがなく、全体的にすっきりしている」と評された。
「ミニトマト(ロッソナポリタン)」は、土壌分析と施肥設計、太陽熱養生処理を行い、土にこだわって作られている。評価員からは「焼き=ぷりっと弾ける食感が、みずみずしさを誘い、ひと口目から期待感が増す。生=噛みしめるほどジューシー」「皮のほど良い食感と果肉の歯ざわりとのバランスが良い」などと評された。
また、「密のしずく」は、熱をじっくり通すことにより、収穫後1週間でも甘い蜜が出るさつまいも。寝かせる必要はなく、夏のサツマイモスイーツとして、新鮮野菜として販売できる。評価員からは「ねっとりとして冷たいスイートポテトのよう」「甘さ一辺倒になりがちなサツマイモの中で総合力が高い」「舌ざわりがとても滑らか。舌の上でねっとりと溶ける感覚」と評された。
「青肉メロン クレセント」は、肥料に自家製発酵させたボカシ肥を施して土壌の微生物多様性を維持し、メロンのおいしさを最大限に引き出している。評価員からは「甘さが濃く、強い。皮に近い部位にはほのかに塩みもあり、クリーミーでもあり表情の変化が楽しい」「これぞメロンの王様という堂々とした風格を感じる味わい」などと評された。
8月度受賞品目
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