ブロッコリーがテーマ「第6回冷凍レシピコンテスト」結果発表 日本野菜ソムリエ協会2024年10月16日
日本野菜ソムリエ協会は、10月18日の「冷凍生活の日」を記念して、『第6回冷凍レシピコンテスト』を開催。「ブロッコリー」をテーマに行われ、審査の結果、金賞、銀賞、銅賞と入賞各1品を選出した。
冷凍生活の日は、「冷凍の凍(とう=10)」と「冷凍の保存・流通温度である"-18℃以下"」にちなみ、2019年に日本野菜ソムリエ協会が設定した。
今回は2026年度から指定野菜に加わることが決まった「ブロッコリー」をテーマに、同協会が認定する「冷凍生活アドバイザー」の資格者を対象にレシピを募集。冷凍食品PR連盟会長の西川剛史氏を審査員長とする審査の結果、金賞、銀賞、銅賞および入賞各1品を選出した。
評価の基準は、テーマにあったレシピであることに加え「冷凍のメリットを活かせているか」、「普段の食生活に落とし込みやすいか、簡単にできるか」、「作ってみたい!と思うか」。金賞には、神尾かほりさん(静岡県が考案した「干し冷凍ブロッコリーのニンニク風味」が選ばれた。
金賞を受賞した「干し冷凍ブロッコリーのニンニク風味」
金賞の「干し冷凍ブロッコリーのニンニク風味」を考案した神尾さんは、ブロッコリーを一番上手に冷凍する方法を考えて試し、干してから生のまま冷凍する方法を考案。この方法で冷凍すると余計な水分がほとんど出ずに冷凍でき、加熱した時に冷凍したとは思えないブロッコリーの美味しい風味を閉じ込め、食感も残すことができる。
神尾さんは「私は農業を営んでおり、ブロッコリーの栽培もしています。美味しくブロッコリーを冷凍する方法を研究して、"干してから"冷凍する方法にたどり着いた。食感が1番良く美味しく召し上がっていただける方法を沢山の方にお伝えしたかったので、今回の受賞は本当に嬉しい」とコメントした。
審査員長の西川氏は総評として「市販の冷凍ブロッコリーにはないカット方法、下処理方法、茎の部分の活用など、冷凍ブロッコリーの可能性を強く感じさせていただきました。ブロッコリーに限らず冷凍野菜は切り方や下処理の方法などで、無限の可能性がある。今回のレシピコンテストをきっかけにご家庭での冷凍の活用の可能性が広がり、さらには製造メーカー様の商品開発の活性化など冷凍業界の発展に繋がることを期待します」と話した。
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