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2024年問題対応 CO2排出量80%減も 青森産りんごの海上輸送を本格開始 日本農業2024年12月5日

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物流の「2024年問題」に対応し、日本農業が青森産りんごの輸出拡大を目指し、八戸港を活用した船舶輸送を開始。
農産物の生産から販売まで一気通貫で展開している株式会社日本農業は、11月から八戸港を利用した青森県産リンゴの船舶輸送を本格稼働させた。

八戸港にて RORO 船への積み込み(左)と、八戸港にてコンテナ内航船へ積み込むためのバンニング(右)

八戸港にて RORO 船への積み込み(左)と、八戸港にてコンテナ内航船へ積み込むためのバンニング(右)

今回の取り組みは、トラック輸送の制限強化による物流の労働力不足やコスト増加などが生じる「2024年問題」に対応するためであり、従来の輸送モデルに代わる新たな手段として開始した。

トラック輸送と比較し、海上輸送は輸送時間においてほぼ同等の効率性を維持しながら、陸上輸送に比べドライバーの負担を軽減し、CO2排出量もを80%の軽減できるなど、環境負荷軽減も見込んでいる。試験運用の結果、りんごの品質にも問題がないことが確認され、11月~2025年 1月の期間中、週4本程度、陸送と併用で最適化を図る。

24年は、青森産りんご前年比約185%まで増加する輸出本数に対し、1割を海上輸送する計画。青森県産りんごにおいて、RORO船を活用した海上輸送は初となる。

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