キャベツ、レタス、はくさい 「野菜の高値、年明けも」と農水省 12月の低温も影響2024年12月26日
農水省は12月25日、「野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年1月)について」を公表した。高値が続くキャベツ、レタス、はくさいの価格は、年明け1月も「平年を上回って推移」する見通しとなっている。
農水省の食品価格動向調査(全国の量販店の調査結果)によると、12月16日の週の野菜では、キャベツが平年比291%だったのをはじめ、レタス226%、はくさい185%、だいこん184%、トマト157%と主要な野菜で高値が目立つ。
東京都中央卸売市場での卸売価格の12月23日の平年比でも、キャベツは404%(平年の4倍強)と突出し、以下、はくさい211%、レタス193%、ピーマン167%と続く。
年明け1月にはどうなるだろうか。
農水省の「野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年1月)について」によると、キャベツは1月下旬に向け出荷数量の回復も見込まれるが平年を下回り、価格は「平年を上回って推移」する。レタスは「1月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する」。はくさいの平年並みの出荷数量が見込まれるものの、他の葉物野菜の出荷が少ないことから引き合いが強まり、価格は平年を上回って推移するとみられる。
ねぎ、なす、ピーマンの価格は「前月から徐々に落ち着くものの平年を上回って推移」との見通しだった。夏秋期の高温の影響に加え、キャベツ、レタス、だいこん、トマト、ピーマンなどでは「12月の低温」の影響で生育不良や小玉化も見られる。
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