JAしれとこ斜里と原料ばれいしょの安定調達で連携 カルビーグループ2025年1月24日
カルビーとJAしれとこ斜里は1月23日、ばれいしょの安定調達および冷凍加工施設建設・運用を行うことで基本合意したことを発表した。
カルビーのロングセラー「じゃがりこ」から生まれたホットスナック「ポテりこ」
国内ばれいしょ生産量の約19%(年間37.9万トン:2024年3月期)を使用するカルビーグループは、この連携により年間約4万トンまで原料ばれいしょの調達が可能となる。カルビーグループは、2030年までに国内ばれいしょ調達量40万トン以上の確立を目指しており、この取り組みは、その達成に向けた大きな布石となる。
一方、JAしれとこ斜里の生産者にとっては、他作物から加工用ばれいしょ生産に転換することで収益面の改善を図る。
また、JAしれとこ斜里が建設する冷凍加工施設を足掛かりに、カルビーグループは、人気の高い「ポテりこ」をはじめとする冷凍食品事業に本格参入。カルビーグループとJAしれとこ斜里が協働することで、ばれいしょの安定的な販売先の確保と地域雇用の創出が期待される。
同案件に関わる現時点での投資規模は共同で約200億円を見込んでおり、完成後の運営はカルビーグループに委託される。操業開始は2027年度中を目指す。
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