日本産いちごのフィリピン向け輸出解禁 九州産第1号を3月初輸出、市場拡大へ 南山物産2025年3月13日
南山物産は、日本産いちごのフィリピン向け輸出が2024年12月15日に正式解禁されたことを受け、官公庁、生産者、流通業者、現地クライアントと連携し、熊本県産の高品質ないちごの輸出プロジェクトを開始した。3月4日にフィリピンで輸入通関を完了し、フィリピン・マニラのMITSUKOSHI FRESHの店頭に初出荷。3月6日〜26日の期間、「春のイチゴフェア」と題して日本産いちごや、いちごを使った日本産食品加工品のプロモーションを実施している。
マニラにあるMITSUKOSHI FRESH売り場に陳列された日本産いちごの売り場
日本産いちごは、卓越した品質管理のもとで育てられ、甘み・香り・食感のバランスが世界的に評価が高い。南山物産は、今回のフィリピンへの輸出を日本の農産物の魅力を世界に発信し、市場のさらなる拡大を目指す一歩として、日本の農業の可能性を広げ、生産者と消費者をつなぐ架け橋となることを目指している。
フィリピン向けの輸出は2024年末に解禁されたばかりで事前情報が少なく、手続きの過程で多くの不明瞭な点があったが、農林水産省や他県の生産者と密に連携し、一つ一つ課題を克服しながら輸出を実現。また、同社が酒類貿易で培った細やかな商品管理・貿易実務の経験を活かし熊本県産いちごの輸出を実現した。
んのりピンクがかった希少な白いちご「淡雪 AWAYUKI」
今回は第1弾として、熊本県産のいちご「淡雪(AWAYUKI)」を輸出。ほんのりピンクがかった白いちご「淡雪」の美しい見た目と希少性から、日本国内外の高級市場でも人気が高く、フィリピンの消費者にも特別な食体験を提供できると期待される。また、熊本県産の「ゆうべに」「恋みのり」も、準備が整い次第、順次輸出を進める。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日