農業協同組合新聞 JACOM
   
農政.農協ニュース
米麦の生産・販売流通の拠点として
全国CE協30周年・優良農協CE表彰式 (11/11)

挨拶をする廣瀬会長
挨拶をする廣瀬会長
  米麦の集荷・販売流通の基幹施設であるカントリーエレベーターの全国組織である全国農協カントリーエレベーター協議会(廣瀬竹造会長)は、11月11日に東京・品川プリンスホテルで「設立30周年記念式典・優良農協CE表彰式」を開催した。
 会場には、表彰JAの代表者をはじめ全国からJA・県本部関係者約100名が出席。さらに、岩永峯一農水副大臣、梁英明審議官ら農水省関係者、古川泰典JA全農常務はじめJAグループ関係者が来賓として列席した。
 式典に先だって廣瀬会長は「CEは地域営農の核として、さらに米麦の生産・流通の基幹施設として、その重要性はますます高まっている。しかし、初期に設置されたCEは40年を経過しており、施設の老朽化は否めない現実となっている。また、利用率の向上などの課題解決に協議会として積極的に取り組んでいく」と挨拶した。
 その後、岩永副大臣が来賓として挨拶。そして、協議会30年の歩みを映像で振り返ったあと、協議会顧問の丸山文男氏(平成6〜10年協議会会長)、坂本由夫氏(平成10〜14年協議会会長)が、CEの役割と課題などについて講演した。

◆11JAを表彰

 そして、優良農協CE表彰式に移り、農水大臣賞のJA筑前あさくらをはじめとする11JAに表彰状と記念品が授与された。
農水大臣賞を受賞したJA筑前あさくらの上村勝組合長
 農水大臣賞を受賞したJA筑前あさくらの上村勝組合長
 上村勝JA筑前あさくら組合長は「私たちは常に、生産者のみなさまから委託を受けた農産物を誠心誠意心を込めて取り扱いさせていただき、販売にあたっては生産者のみならず消費者の方々にも、いかに喜んでいただけるか。いかに安心して消費していただけるかを考えています。農業・農協を取り巻く環境が一段と厳しいなかで、地域水田農業のなかで、米麦の生産・販売流通の拠点としての役割を共乾施設としてきちんとやっていくような取り組みをしていこうと考えていますが、今日、ここでさらに決意を新たにしました」と謝辞を述べた。
 そして、新潟県大和町で自ら田んぼを借りて米の栽培をする講談師・宝井琴梅師が、自らの体験を含めたオリジナル講談「農は国の基なり」を講演した。
 (協議会30周年についての詳細は特集「全国農協カントリーエレベーター協議会創立30周年記念」を)
(2004.11.12)


社団法人 農協協会
 
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-7-5 共済ビル Tel. 03-3261-0051 Fax. 03-3261-9778 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。