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第21回シンポでは農薬残留問題がテーマとされた |
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(上)別所課長・
(下)山口理事長
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(財)報農会(岩本毅理事長、本部:東京都小平市)は9月22日、東京都北区の「北とぴあ」つつじホールで、『第21回報農会シンポジウム「植物保護ハイビジョン2006」−農産物における農薬残留問題(輸入作物を含めて)−』を開催した。約200名が参加。
1986(昭和61)年にスタートした(財)報農会シンポ「植物ハイビジョン」もはや21回を数える。最近、農薬関係者、生産者および消費者も農薬残留に強い関心を示すようになったことから、テーマを「農産物における農薬残留問題」(岩本理事長)とした。
講演を農水省植物防疫課の別所智博課長(演題:植物防疫の現状と課題)、東京都健康安全研究センターの永山敏廣課長(同:農薬ポジティブリスト制度導入に伴う市販食品の安全性確保への対応)、(財)雑賀技術研究所の佐藤元昭技術顧問(同:中国における農薬の使用実態と食品の安全性)、(有)ネクトの望月信一社長(同:茶生産農家におけるトレーサビリティへの対応)の4氏が行っている。
さらに、(独)農薬検査所の山口勇理事長が『植物病害抑制剤に関する最近の話題』の演題で特別講演を行った。氏はこのほど、アメリカ化学会農薬部門国際賞を受賞し、第232回大会(サンフランシスコ、9月10〜14日)で発表を行っている。
なお、功績者表彰では相原次郎、青柳和雄、高田昌稔の3氏が表彰を受けている(別掲)。
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