片倉チッカリン(株)(中川敏夫社長、本社:東京都千代田区)はさきごろ、『平成18年3月期決算短信(連結)』を明らかにした。それによると、売上高221億8900万円(前年比4.0%増)、経常利益6億1000万円(同9.1%減)、当期純利益3億3200万円(同15.0%増)となった。
肥料事業では、前期末の北海道、東北地方における春先にかけての大雪による出荷遅れの挽回や環境保全、省力への要望ならびに有機・特別栽培などの差別化農産物志向に応えた「HG有機」に代表される整粒化された高有機含量肥料などが増加した。
飼料事業では、主力の魚粕・魚粉において堅調に推移したものの、稚内地区での原魚入荷量の減少に加え、その他飼料原料の取り扱いも減少した。
LPGおよび機器事業では、主力の自動車用LPG容器においてフォークリフト向けの取り扱いが顕著な動きを示したものの、タクシー向けが減少した。
物資その他事業では、主力の育苗培土の取り扱いが増加したものの、化粧品原料および農水産物他で伸び悩んだ(表)。
同社では、今後、肥料事業の拡充・強化に向けた新中期3カ年計画「Shine(シャイン)2008」(別掲)を積極的に推進していく。通期見通しは売上高231億円(前期比4.1%増)、経常利益7億5000万円(同22.8%増)、当期純利益3億6000万円(同8.2%増)を見込んでいる。
|