第3四半期までの累計は、売上高が2770億1100万円で前年同期比94億600万円(3.5%)増と増収だったが、収益面では営業利益が167億3100万円で同17億1100万円(9.3%)減、経常利益が153億6700万円で同20億7200万円(11.9%)減だった。
肥料関連は、震災にともなう代替出荷によって販売数量が増えたため増収となったが、無機系素材事業のセグメント別売上高では、特殊混和材が落ち込んだため370億1000万円で同0.1%減とほぼ前年並みだった。
通期の業績予想は、電子材料や有機系素材の販売数量が減るとの予測から、前回発表に比べて売上高、収益面ともに減る見込み。売上高は前回発表時に比べて230億円減の3870億円、営業利益は同60億円減の260億円、経常利益は同65億円減の240億円、当期純利益は同45億円減の150億円、1株あたり当期純利益は21.43円になる見込み。
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