売上高は新興市場で前期比27%増と急伸し、全体では同20%増となる380億ドル(2兆8880億円=1ドル約76円換算、以下すべて同じ)だった。高機能化学事業と農業関連事業が全体を大きく牽引し、特別項目を除いた税引前営業利益は同23%増の60億2400万ドル(4580億円)、1株あたり利益は同40セント増の3ドル68セント(280円)だった。
事業別売上高は農業関連事業がもっとも高く同17%増の92億ドル(7000億円)だった。特別項目を除いた税引前営業利益は高機能化学事業が同80%増の19億2300万ドル(1460億円)で最も高く、次いで農業関連事業が同30%増の17億5200万ドル(1330億円)だった。
農業関連事業は、種子製品、農作物保護製品ともに各地域ともに売り上げが増えた。特に夏に進出した中南米市場で堅調に伸びた。
2012年の1株あたり利益は、4ドル20〜40セントになると見込んでいる。
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