使用分野別では、水稲用と、非農耕地・林野・芝・ゴルフ場などのその他用が数量、金額ともに前年同期に比べ上回り、果樹用、野菜・畑作用は数量で前年同期に比べ下回ったものの金額では上回った。
種類別では、殺虫剤、殺虫殺菌混合剤、除草剤が数量、金額ともに前年同期を上回った。
中でも混合剤は数量1万5457t,klで前年同期比11.4%増、金額278億7600万円で同5.4%増と大きく増えた。特に果樹用では、数量340t,kl、金額3億1900万円と、前年同期に比べてほぼ倍となっている。果樹については、農水省が発表している病害虫発生予察では、今年は果樹カメムシの飛来が多いと予想されており、関東を中心に5月から6月にかけて注意報が出されている。
一方、殺菌剤と植調剤は数量、金額ともに前年同期を下回った。特に殺菌剤は、金額が528億3400万円で同0.8%減と微減だったが、数量が259万9400t,klで同9.4%減と大きく落ち込んだ。
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