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【BASF】
農業関連が好調 前年の利益を上半期で上回る  BASF

  BASFは7月26日、2012年上半期(1〜6月)の業績を発表した。化学品、プラスチック、高機能製品(顔料、医薬品・化粧品など各種原料)、機能性化学品(建設資材、塗料、触媒など)などほとんどの分野が減益となる中、農業関連製品が大きく増収増益となった。

 上半期全体の売上高は401億ユーロで前年同期に比べて6%増、特別項目控除前の営業利益(EBIT)は50億ユーロで前年同期並みだった。
 中国の経済成長の大幅な鈍化や世界経済全体の落ち込みなどにより各部門が減益となる中、農業関連製品部門は好調で、すべての分野と地域で拡大した。上半期の特別控除前EBITは8億3300万ユーロとなり、すでに11年通期の特別控除前EBITを2300万ユーロ上回っている。
 同社は下半期の世界経済の見通しを当初予測より縮小し、需要についても「上半期に比べて上向くことはない」と予測しているが、「原材料費の低下」などの要因により、12年通年の売上高・利益は「過去最大だった11年を超えることをめざす」としている。


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