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【BASF】
売上高・利益ともに過去最高を更新  BASFの2011年業績

 BASF(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は2月末、2011年の業績を発表した。売上高、利益面ともに過去最高だった10年の業績を大幅に上回った。

 売上高は前年比15%増の735億ユーロ(約8兆850億円、1ユーロ=110円換算、以下すべて同じ)、特別項目控除前の営業利益(EBIT)は同4%増の84億ユーロ(約9240億円)、1株あたり利益は同36%増の6.74ユーロ(約740円)だった。配当金は前年に比べて0.3ユーロ増の2.5ユーロ(約275円)とする予定。
 事業部門別ではすべての部門で売上高が前年を上回ったが、石油・ガス部門とプラスチック部門だけは利益が前年を下回った。農薬関連製品部門は売上高が同3%増の42億ユーロ(約4620億円)、特別項目控除前EBITは同8%増の8億1000万ユーロ(約890億円)だった。
 12年の業績予想について同社のクルト・ボック取締役会長は、12年の世界経済の成長率が11年とほぼ同水準の+2.7%ほどになるとの予測を基に、「さらなる販売量の増加と、11年を上回る営業利益をめざす」としている。


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