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【BASF】
BASFが中国・上海に研究拠点 本社以外では最大規模

 BASF(本社、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は11月6日、中国・上海にBASFイノベーション・アジア・パシフィックとBASFグレーター・チャイナ本社を新設した。中国本社は将来的に従業員数2500人以上を集め、ドイツ本社以外では世界最大の拠点となる予定。

中国上海のBASFグレーター・チャイナ本社 BASFは中国・上海の浦東(プドン)地区に事業所を持っていたが、これに5500万ユーロを投資し拡張。アジア太平洋地域の研究開発の拠点となる「BASFイノベーション・アジア・パシフィック」を設立した。また、この拠点内に「BASFグレーター・チャイナ」本社を新設し、中国国内での事業拡大を図る。
 新たな研究拠点には約450人の研究開発者を集める予定で、2020年までには世界全体の研究開発部門の4分の1を集約する計画だ。この拠点では最先端の素材開発などに注力する予定で、具体的には生物由来ポリマー、防水対応のカスタムメイドの固化剤、省エネ照明用の熱伝導性プラスチック、靴に使うポリウレタンなどの開発をすすめる。
 同社は、上海拠点の総合的な拡張をアジア太平洋地域の歴史の中でもっとも重要な投資だとしており、BASFグレーター・チャイナのジョニー・クワン取締役会長は、「上海を国際的なイノベーション・ハブとして発展させていきたい」と抱負を語った。

(写真)
BASFグレーター・チャイナ本社


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