インドネシアは中国、インドに次ぐ世界第3位の水稲生産国で、年間の生産量は3670万t(2011/12年)に達する。近年、経済発展がすすみ労働力も豊富なため、井関農機では、将来的に農機市場の拡大が見込めるとして、同国に欧米・東南アジア向け低価格製品の製造拠点をつくることを決めた。
同社はインドネシア東ジャワ地区で農機の製造・販売を手がけるPT RUTAN社と長年取引があったことから、2社による合弁会社を設立することで合意。このたび正式に、「PT ISEKI INDONESIA」社が設立された。
資本金は1875万ドルで、出資比率は井関農機が95%、PT RUTAN社が5%。新会社の代表には、インドネシア新会社設立準備室長だった城戸芳彦氏が就任する。
また、この合弁会社の設立による井関農機の平成25年3月期連結業績への影響は軽微だとしている。
【新合弁会社の概要】 (敬称略)
社名:PT ISEKI INDONESIA
代表者:城戸芳彦
所在地:インドネシア東ジャワ州パスルアン県ルンバン市
事業年度:1月1日〜12月31日
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