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【日本農薬】
日本農薬が新中期計画を発表 6年後に売上高1000億円めざす

 日本農薬は11月14日、新たな中期経営計画「Shift for Growing Global 2015 成長へのシフト」と、6年後を見据えた日農グループビジョン「Nichino Group - Growing Global 世界で戦える優良企業へ」を発表した。中期計画の柱は、M&Aや提携、品目買収などの事業拡大の取り組み、人材育成の強化など。

 新たな計画の基本方針は、[1]成長戦略、[2]高収益体質への追及、[3]人材育成、の3点だ。
 [1]では、海外事業展開の強化、開発の早期化などを図る。中でも海外での評価体制や登録取得体制を充実させるとともに新たな品目の導入や買収をすすめ、24年9月現在で全体の3割ほどである海外売上高の比率を5割以上にまで高める計画だ。
 [2]では、国内営業の強化をすすめるほか、農薬事業以外の選択・集中を進める。特に緑化・非農耕地の農薬販売、シロアリ剤の事業強化を図る。
 以上のような事業計画のもと、3年後の平成27年度の売上高は、24年9月期決算に比べて35%増の570億円、営業利益は同36%増の56億円、純利益は同70%増の39億円をめざす。
 また、あわせて発表された日農グループビジョンでは、農薬化学事業で培った技術を高めて人類の未来に貢献するグループをめざすことを最大の目標にしており、6年後の30年度には売上高1000億円、さらに将来的には売上高2000億円を超える世界トップ10の研究開発型企業をめざす、としている。


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(2012.11.15)