同社は1975年設立。サンパウロ州に工場があり、即席めんでは約6割のトップシェアを誇るが、新たにペルナンブーコ州にも工場をつくって事業を拡大する。生産品目は袋めんとカップめん。
親会社の味の素は海外コンシューマー事業の伸張を経営計画の基本に掲げている。
ブラジル経済は人口増加と内需拡大で今後もいっそうの成長が見込まれている。即席めんでは世界第10位(2011年)の市場規模があり、今後も年率5%の伸張が予想される。
なおサンパウロ州にある既存の工場の製品はアルゼンチンへも輸出しているが、新工場稼働による生産余力の活用で同国への販売拡大も期待できる。
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