アグリビジネス

アグリビジネス

一覧に戻る

【日清味の素アリメントス】
ブラジルに即席めんの新工場 日清味の素の合弁会社

 味の素と日清食品ホールディングスとのブラジルにおける合弁会社「日清味の素アリメントス」社は約18億円を投資し、ブラジル北東部に即席めんの新工場を稼働させる。

 同社は1975年設立。サンパウロ州に工場があり、即席めんでは約6割のトップシェアを誇るが、新たにペルナンブーコ州にも工場をつくって事業を拡大する。生産品目は袋めんとカップめん。
 親会社の味の素は海外コンシューマー事業の伸張を経営計画の基本に掲げている。
 ブラジル経済は人口増加と内需拡大で今後もいっそうの成長が見込まれている。即席めんでは世界第10位(2011年)の市場規模があり、今後も年率5%の伸張が予想される。
 なおサンパウロ州にある既存の工場の製品はアルゼンチンへも輸出しているが、新工場稼働による生産余力の活用で同国への販売拡大も期待できる。


(関連記事)
苗専用の肥料を発売 うま味成分の発酵液から開発  味の素 (2012.10.10)

介護負担軽減へ濃厚流動食3種類発売  味の素 (2012.08.28)

東南アジア各国の栄養改善を支援  味の素の社会貢献活動 (2012.04.09)

(2012.11.16)