売上高は前年に比べて1億7700万円(0.6%)増の309億2700万円、営業利益は同1億600万円(6.1%)減の14億4800万円、経常利益は前年と変わらず11億9800万円、当期純利益は同9000万円(1.6%)増の5億5000万円だった。1株あたりの当期純利益は、0.26円増の11.12円だった。
事業部門別では、主力の農林業用機械は前年比0.2%増の売上高227億円、営業利益は同12%減の17億円だった。国内では、動力噴霧器は減少したが、高性能防除機、保冷庫などが増加した。
工業用機械は、売上高50億円、営業利益7億円で減収増益。その他機械は消火器の更新などが増え、売上高30億円、営業利益8億円で大幅な増収増益だった。
今後の経営方針として、同社は(1)国際競争力、(2)組織機能、(3)販売の3つのポイントを強化するとしている。 (1)の国際競争力の強化では、中国で年内に合弁会社「山東秋田丸山」での生産をスタートするほか、設立5年目を迎えたタイマルヤマでも大幅な生産増を計画している。(3)の販売強化では、業界初のキャビン付きハイクリブーム、新型の500Lスピードスプレヤー、リチウムイオンバッテリー採用の動力噴霧器、などの新製品を市場に投入する予定だ。
こうした取り組みを進めることで、次期の業績は売上高315億円、営業利益12億5000万円、経常利益10億円、当期純利益5億5000万円を見込んでいる。
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