5年前札幌市へ転勤した時、地元の食材や酒がスーパーや居酒屋に少ないことに落胆し、「これは何とかしなくては」と飲んで食べて、ちょっぴりでも自給率を上げる方法はないかと考えたのが、地場産品を積極的に使う居酒屋やレストランを消費者として応援することだった。「農林水産業を元気づけたい」との思いから、国産食材を5割以上使っている店に緑提灯をプレゼントすることを決め、05年4月小樽市に緑提灯第1号店が誕生した。
「呑兵衛の遊び心がベースにあるから」この運動のルールには堅苦しさが全くない。丸山さんは緑提灯を贈る際には「正直を重ねて信用を得るのが一番」という手紙を添えている。緑は野菜の色、田園の色、信号の「進め」の色だ。自「給率向上へ進め」との意味も込めている。 (関連記事)