「高校卒業後26年間、消防士として勤務するかたわら勤め人の父とともに農作業を行ってきたが、平成7年に妻が認定農業者となり、自分自身も専業農家になろうと10年に消防署を退職した」という。現在は息子の和彦さんもあわせて3人ともが認定農業者。15年に家族経営協定を結び、家族一丸となって「前川農産」を経営している。
「就農当時は5haだったが、今は集積が進んで56ha。ここまでスムーズに集積が進んだのはJA津安芸の受託部会のおかげだ」と、JAと担い手の「持ちつ持たれつ」の関係に感謝している。「20年11月11日に法人登録をした。雇用保険体系を整えて、若い労働者を雇っていけるようにしたい」と展望を話す。 (関連記事)