「食と農を核にした活動はコツコツと地域に広めていけばすべて事業になると思います。活動には夢やビジョンが必要。食料を自給することが安心に暮らせることだと思います」。 平成10年に“家庭の中だけでない地域による介護”の発想で「くらしの助け合いネットワーク“あんしん”」を立ち上げ、「困ったときはお互い様」の理念でホームヘルパー以外の会員も活動できる「あんしん広場」をつくった。その後、伝統学習の場として「生き活き塾」が開講。それが朗読ボランティアや直売所への出荷、菜の花プロジェクトなどの活動へと広がり、受講者自らが地域で求められるものを考えるようになった。(関連記事)