中村さんは「営農と生活は車の両輪と言われてきたが、片方の車輪(営農)は強固なのに、もう一方(生活)は三輪車」だと感じたという。1986年、当時はまだ一般的でなかった農産物直売所「はちきんの店」を設立し、農家女性が直接収入を得る機会を増やした。
女性による暮らしの助け合い組織「にこにこ会」を発足させたが、これからは女性だけでなく男性の共同参画も必要だと、男性だけの助け合い組織「赤い褌隊」を設立した。JA主催のあぐりスクールで、子どもや農業初心者に農業技術や伝統を伝える活動などを積極的に行っている。
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