栃木県全体の青果物販売額は09年に450億円あったが、13年には300億円ぐらいまで落ち込む見通しであり、県本部では09年から全部門あげて販売力強化と物流改革をめざしている。
セミナーでは独自の調査結果をふまえて、「若い人ほど明確な目的を持って買い物に来るわけではない。産地としても、農家の想いを無駄にせず、生産物の価値をしっかりPRできるような売り場づくりをする必要がある」と、産地としての課題を述べた。県では価格形成や建値が市場で壊されないよう、取引市場を16から7に減らし、選ばれる産地から選ぶ産地へ変える努力をしているという。