1972年の日中国交正常化の時、北京に赴任していたという濱口会長。「当時の中国農業は、日本の農政との比較の上でも展望を感じた。中国の伝統農法や改革開放以来数多く出されてきた第一文献にも少なからぬ影響をうけた」と述べた。
農文協の日中農業交流については、「86年の第1回北京国際図書博覧会への参加、91年の中日農業科技交流文献陳列室への農文協図書やスライド、ビデオなどの寄贈、2000年から始まった河北省鹿泉市の農業・農村計画作成、などをはじめ多くの成果をあげてきた」と紹介した。
農文協は今後も、農家同士だけでなくJAや資材メーカーも巻き込んだ日中農業交流活動をめざしている。