JA全農の営農販売企画部は、今年2月1日付で全農の最重点課題である「国産農畜産物の販売力強化」に全農グループ全体で取り組む統括部門と位置づけられ、大消費地販売推進部と営農総合対策部が一つになって誕生した。
その総合的な役割について、「生産現場では生産者が高齢化し生産資材コスト削減も限界があるため、手取りが確保できる販売力の強化が求められている。取引先ニーズをしっかり掴み、その期待に応えられる作物別の商品づくりを、新しい技術も含めて複数の技術を組み合わせて産地に提案していく。私たちはそれを『作物別総合生産体系』と呼んでいる」と述べた。
また、生産体系を実現するため今年5月、神奈川県平塚市にオープンした新営農・技術センターや、JAの総合力を発揮し生産と販売をつなげるTACの役割などについても意見を述べた。
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