山下さんも自分の子どもをあぐりスクールに参加させた経験から、「スクールがあった日は、ものすごく農業についてたくさん話すようになる。子どもが対象だけど、むしろ親の意識を変えるきっかけになると思う」と、その成果を紹介した。
また、地域づくりについて「JAの各事業が独立してやってもうまくいかない。地域一体で取り組むことが必要だ」と述べた。
山下さんは女性部員としてJAが昨年オープンした米粉パンのお店「パン工房みなみ」の立ち上げに尽力し、今年3月には「明日の農山漁村を担う女性表彰」農林水産大臣賞を受賞した。
(シリーズ 地域の絆と命とくらしを守るため 新たな協同のあり方を探る 第1回 食農教育で地域社会を創る)