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【労働者福祉中央協議会会長】
笹森 清 氏

 本紙シリーズ企画「2012年国際協同組合年に向けて 協同組合が創る社会を」の第10
回に登場。
 協同労働の協同組合の価値と可能性、農協などとの連携の意義について、戦後日本の復興と労働組合、協同組合の位置づけを振り返り、「21世紀の日本型社会の再構築に向けて、それぞれの協同組合が互いに壁を取り払い、垣根を開放し協力し合うこと」が大切だと語った。

 やはり日本の最大の武器は絆だと思います。この字は糸の半分を持ち合うということかな?片方がしっかり持たなければ糸はたるむし、強く引っ張れば切れてしまう。この持ち方が日本社会の原点。それを持ち合う両方にどういう人たちがいたのか。
 日本はやはり農から生まれた国。人びとの力で自立する農業を考える。そのために必要なことは農業の魅力を伝えるということ、同時に苦労も伝える。そのことによって農業の必要性を理解させるということです。これは日本というものに対する信頼を武器にすることだと思います。
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(2010.10.04)