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【JA新ふくしま代表理事組合長】
吾妻 雄二 氏

 JA新ふくしまは平成24年の販売高100億円をめざしている。9月25日の農業協同組合研究会現地シンポジウムinJA新ふくしまで、パッケージセンターの設立、担い手支援チームASTなど、JAの農家手取り最大化への取り組みについて発表した。

 パッケージセンターは付加価値による手取りアップ、企画商品による売り場確保などが狙いだ。早期取引の実現を重視しており、「たとえばモモなら、花がついたら商談に歩けと職員に指示している」という。
 直売所「ここら」を中心とした直販事業も強化している。「ここら」は地元密着で小規模多店舗がコンセプトだ。現在、7店舗で14億円の実績を挙げている。また今年からは、販売営業の専門担当者を配置して市場外流通の拡大も図っている。
 担い手育成では、発足3年目となる支援チーム「AST」の活動が注目される。「まずは担い手の苦情や不満などを聞く訪問から始めたが、最近では規模拡大等、経営相談を受けるようになってきた」と、地域にその活動が根付いてきたことを紹介した。今年からは女性のASTも増やした。

農業協同組合研究会 第5回現地シンポジウム

(2010.10.13)