産地と卸が連携し安定供給と適正な価格形成をめざすことが大切だ。
卸売市場法の改正で取引自由化が進み競争は激化しているなかで果実の価格をどう上げ農家手取りの最大化を図るのか? その1つが取引方法を増やすことだ。
量販店、卸、産地が相談して数量と価格、納期を決める契約取引にし「納める取引」、「届ける取引」を増やすことで平均販売価格を上げる。卸からすれば従来の仕入れ代行取引から、販売代理型取引への転換ということになる。
プロダクトアウトからマーケットインへ。生産した農産物を売るという時代は終わり、産地も契約による「納める農業」へと変わる必要がある。
(農業協同組合研究会 第5回現地シンポジウム)