微粒剤Ｆの考案は1970年代に遡るが、成就を加速させたのは、平成18年のポジティブリスト制度導入により、各地で農薬散布時の飛散（ドリフト）防止対策が求められたことだった。「Ｆ」は、Ｆｉｎｅから来ている。微粒剤よりも細かいことを表し、新たな環境保全型農薬を提案する。龍野工場（敷地面積は、約１万5000坪）の落成は62（昭和37）年のことで、爾来50年近く優れた農薬の製造と環境保全に取り組んできた。風光明媚なたつの市から、農薬の新時代が始まる。

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