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【JAみっかび 代表理事専務】
後藤 善一 氏

 「誰か一人のスーパーマンを生み出すことではない。みんなが豊か、という地域をめざす。若者にもそのビジョンを示せば後継者は残る」と考える後藤専務。3年前に常勤理事となってから職員に強調しているのが「必要とされなくなった組織はいらない」。組織とは何か、仕事とは何か、人は何のために生きるのか――、そのことを考えるために若手職員に呼びかけて勉強会も始めた。

 勉強会のテキストはP.ドラッカーだ。「協同組合理念とは必ずしも合わないかもしれないが、組織、人材、経営といったことを考え、自分で考え判断できる職員、強い職員をつくることがこれからのJAに求められていると思う。当面の課題は10年後のJAをどうしたいのか、です」と話す。
 今後の課題は単に三ヶ日みかんではなくて、三ヶ日地域ブランドを作らなければいけないということ。地域を多くの人に理解してもらい、農産物も支持してもらうことだという。
 若い職員と組合員とともに考え、事業としてめざしているのが、みかんにとどまらず「三ヶ日という地域自体をブランド化する」こと。勉強会はそのための「人づくり」だと考えている。


( 【拡大版】JAは地域の生命線―<JAみっかび編>「『地域ブランド』づくりへ三ヶ日を売り込む」 )

(2010.11.04)