創業は1951(昭和26)年のことで、硫酸ニコチンの輸入販売からのスタートだった。しかし今、硫酸ニコチンを懐かしく思われる読者は少なくなりつつあり、カネショウの魅力は、製品販売ではなく「技術販売」にある。農家とともに製品を育ててきたことにある。同社はいま、TCA(テクニカル&コマーシャル・アドバイザー)と呼ばれる約70名の技術普及員が、全国の農業現場を駈け巡っている。土壌処理剤で「BaND作戦」を展開し、ダニ防除剤でも力を強力に発揮している。小粒ながら? 「カネショウ山椒も、しっかり、ピリリと辛いところは辛く、業界の模範ではないか」との声は多い。
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