みやぎ農協人九条の会は平成22年8月31日に設立した。呼びかけ人の1人でもあり、会の設立に尽力した阿部氏は「平和な世の中でこそ、農業と食料安全保障、協同組合は発展できる。“一人は万民のため、万民は一人のため”という協同組合運動の精神や、“地域・全国・世界の協同組合の仲間と連携し、より民主的で公正な社会の実現”をめざそうというJA綱領の理念は、世界平和を願う憲法九条の理念と一致する」と主張する。
結成当初の参加者は32人だったが、わずか半年ほどで70人ほどに倍増した。
1月20日には初の学習会「米価暴落と農政・TPP問題」を開き、一般消費者も含めて100人以上が集まり盛況だった。
阿部氏は今後の会の活動について「JA役職員、農家だけでなく一般消費者へも運動を広げ、食料自給、環境、農業農村、JAのあり方などを論点にした学習活動を中心に、さまざまな提言活動をしていきたい」としている。