JA兵庫西では平成16年度から女性の正組合員加入促進運動をはじめ、今では組合員の女性比率が4分の1ほどに伸びた。20年度からは総代に女性枠を設け、総代1100人の1割にあたる103人が女性になった。22年には「女性総代の集い」も開催したが、「地区を越えた女性総代同士の交流の場として大変好評だった」という。
昨年JA合併して10周年を迎えた。「合併当初は本当に大変だった。123あった支店を62に再編したが、今考えると1支店ごとのエリアを拡げすぎたかも、という反省もある。しかし、エリア拡大で組合員の状況を逐一把握するのが難しい中、10年かけてようやく人並みの経営ができているのは、組合員や地域の皆さんの支えと、そして何より職員のおかげだ」と感謝を述べる。
JAでは6次産業化の促進をかかげ、直売所の新規出店や加工品の開発に力を入れる。直売所については「地域同士のライバル意識が強くJA内で切磋琢磨しているため、4店舗ある直売所にそれぞれ特徴がある」と、内部での競争意識の高さがいい効果を生んでいると述べる。