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【JA全青協副会長、福島県農業協同組合青年連盟委員長】
遠藤 友彦 氏

 福島第一原発事故の被害を受けている相馬市内で水稲15ha、畑作8haを経営する遠藤副会長だが、今年は原発事故の影響でいまだ水稲の作付けができない。5月25日の就任会見では、「全国の盟友に現場を知ってもらいたい」と述べた。

 遠藤氏が副会長に立候補したのは、「地域社会で農業が大切であることを、組織としてではなく、農業者として考え、行動できる組織をつくりたい」と思ったから。盟友が知恵を出し合い、行動力と発信力を手にすることで、「我々と共感できる、さまざまな人々と共生していくことが必要だ」と考えている。
 奇しくも原発事故の被災地を代表する形になったが、「現場には、まだまだ全国に伝えきれていない声がある。こういう時だからこそ、届けきれない声を伝えていきたい」という。震災からの復興については、「次世代へ農業を引き継げるようなカタチにしたい」と目標を語った。

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