「この国の領海を含めた『かたち』を支えているのは離島であって、その生活は農業、漁業などいろいろな産業が組み合わさって成り立ってきた。離島は日本の将来を支えている」と強調。
「島に人が定着してきたのは歴史や文化があったからで、文化を守ろうという人たちが生きていける経済的な環境をつくっていくことこそが求められている」。また、「人が暮らすということは、安全保障上、最大の抑制効果で現代の安全保障には重要。国境の島々には人が暮らせる環境をつくっていかなければならない」という。
「現在日本はたった0.6%の国境離島人口に生活の安全と未来を負わせているが、今後、島から人がどんどん離れていくことになると、住民の代わりに自衛隊を派遣しなければ領土は守れないということになる。日本の海を守っているのは誰なのか、もう一度考えるべきだ」と主張した。
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