5月初旬に氏が顧問を務める新世紀JA研究会として福島へ激励と視察に行ったが、そこでも精神的な支援を何かできないかと、出雲大社のお守りを預かって持って行った。「(激励で訪れた)福島の庄條会長やJAそうまの鈴木組合長からはわざわざお礼を頂き、非常に喜んでもらえた。やはり、経済的支援も大事だが、精神面でのフォローをどうするかも大きな課題だ」と提言する。
また、継続的な支援として、JAグループ島根として被災した若者を採用したり、畜産農家を家族ごと受け入れるための畜舎などの準備も進めている。「とにかく何もなしで裸一貫で放り出されたわけですから、一時でも身を寄せる地域が必要ならばいくらでもご協力いたしますよ、ということ。こういう受け入れは長い目で見れば、島根にとってもいいことではないか」と、さまざまな形で震災復興への支援を行っている。