講演のテーマは「二宮尊徳翁に学ぶ」だった。童門氏は、尊徳が大飢饉から農村を復興させるために報徳仕法を実践し人々の意識と町を丸ごとすべて変えたことを挙げ、「東日本大震災からの復興も尋常の考え方ではできない。非常時だという意識改革が必要だ」として、まったく新しいものを作り出さなくてはいけないと提言。「新しい酒には新しい革袋」との諺を挙げて、「JAこそが地域の新しい革袋になるべきだ」とした。
そうした地域の中心となるべきJAのリーダーへの期待として、「勇気、努力、ヒューマニズム(人間力)を持ち続けてほしい」と呼びかけた。