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【特定非営利活動法人アグリネット理事長(JA-IT研究会副代表)】
黒澤 賢治 氏

 東日本大震災直後、被災地への「食」の支援に取り組んだ黒澤氏。活動を通してJAの役割の重要性を感じたといい、「JAも地域に共有できるものを提案し、地域のなかでスクラムを組むことが大事」と語った。

 平常時に地域の農業・農村が持っている資源を検証・評価して地域力をつけ、JA間の連携が大切だとして「災害はなくても農業生産は天候に大きく左右されるため、フードライフラインづくりにはネットワークも大事。そうした価値の共有化をJAがコーディネートすることが重要な機能であり仕事」だとして「こういう震災があった後の組合員の拡大とは、農業や農村を維持してきたみなさんが本当にリーダーシップをとって復旧・復興に向けて動くんだということをコミュニティに向けてプレゼンテーションできるかどうか、ということ」と述べた。


(関連記事 【対談】被災地の支援活動に参加して考える 特定非営利活動法人アグリネット理事長(JA-IT研究会副代表)黒澤賢治氏・東京大学名誉教授 今村奈良臣氏 )

(2011.09.07)