12月15日、都内で開催された農業協同組合研究会の第18回研究会。テーマは「第26回JA全国大会決定の課題と実践〜わが農協の支店方針を語る〜」だった。
研究会会長の梶井氏は冒頭で「支店を拠点にしての地域活動は、これからの協同組合運動のあり方を考える上で、非常に重要な、本質的な問題提起だと思う」とコメントした。
というのも、「協同組合運動は、元々地域に根差した活動である」からだ。そうした上で、支店を地域活動の拠点にするということの意味、また、その場合における地域とは何を指すのか、といった議論が必要だと指摘した。
この日の研究会では、田代洋一氏が支店の拠点化についてさらなる解説と問題提起を行ったほか、すでに支店を中心にした地域活動を行っているJA上伊那(長野)、JA周南(山口)からの事例報告があった。
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