食育ソムリエ養成講座は、農産物や農業の正しい情報を消費者に伝え、豊かで健康な食生活を提案する、生産者と消費者を結ぶ人材を育てるための通信教育講座だ。果物・野菜の基礎知識から保存・料理方法から、消費者とのコミュニケーション能力やイベント企画までを学ぶ。
これまでJAファーマーズマーケット(FM)の従業員やパート職員などを中心に、生産者や一般消費者、学校の栄養士や保健士など、過去8年間で312人が資格を取った。
初年度の参加者は14人だったが、今年は北海道から沖縄まで全国から、過去最高の125人が受講する。
JA総研の山本雅之理事は「不景気の中で、あらゆる業種の売上が落ちているなか、FMだけは飛躍的に伸びている。FMは一般のスーパーとは違い、お店にきたお客さんに農業を理解してもらうための人材が必要だ。11月には125人全員がそろって食育ソムリエ資格の認証を取れるよう、がんばってほしい」と、激励した。 (関連記事)
【写真上・山本雅之理事/下・オリエンテーションには125人中52人が参加した】