食品リサイクルの関心と理解を深め、食品循環資源の積極的な利用を推進する目的で始まった「エコフィード認証」。
認証されたのは▽フジ商事(愛知県江南市)▽大門ファーム(徳島県阿波市)の2社で両社とも食品循環資源の利用率は100%。両社は飼料の安全性への理解を広めたいと申請した。(関連記事)
◇パンくずを飼料に
■フジ商事
山崎製パンなどから発生するパンくずを中心に飼料製造を40年以上行っている。エコフィードで養豚した豚肉はパンくずの排出元である山崎製パンなどがパンの具材に使用するという「リサイクル・ループ」の取り組みに貢献している。
■大門ファーム
サークルKサンクスが工場や企業と協力しておこなう食品リサイクル型新事業の役割を担う。同社はサンドイッチを製造する際に出るパンくずをエコフィードにして豚の飼育を行う。豚肉は契約会社と工場で加工・製造され、四国域内のサークルKサンクスで販売する予定。