(写真)開会式のようす
同大会は日本農業とJAグループ発展のため、全国JAグループ共通の意志を決定し、内外への理解浸透を図るために3年に1度開催している。
大会初日は神奈川や埼玉の消費者や関係団体などを含め4000人以上が参加した。
今大会では「大転換期における新たな協同の創造」をスローガンに掲げ、開会式ではJA全中の茂木守会長が大会に向けてあいさつした。
その後記念として開いた「JA全国大会記念シンポジウム」ではスローガンをテーマに「期待されるJA検討委員会」の委員によるパネルディスカッションを行った。
委員の中から今回参加したのは農林中金総合研究所顧問の野村一正氏、キリンホールディングス相談役の荒蒔康一郎氏、タレントの大桃美代子さん。JA全中の冨士重夫専務理事が司会を務め、3者が自らの経験を元に提言した。
地元茨城でネギの栽培を行っているという野村氏は、「JAのブランド力、ネットワーク力など持ち合わせたものがまだ生産者に知られていない」と情報の開示の必要性を話した。
荒蒔氏はキリンビールで行った農と製品を結ぶキャンペーン事例などを挙げ、農商工連携の推進について話した。
故郷の新潟で古代米を生産し「桃米」として販売を行う大桃さんは、人と人とのつながりが農を元気にすると語った。
その他大会議案の実践に向けて17つの主要課題分科会で参加者の理解と研鑽を深めた。またJAグループの取り組みを知ってもらおうと、JA共済の社会貢献活動を紹介する介助犬のデモンストレーションや、国際協力活動の様子を紹介する「アセアン農村ふれあいプラザ」などさまざまな12か所の展示・イベントも行った。
8日はNHKホールに場所を移して10時半から大会式典を行い、意見表明の他、大会議案を決議として採択する。
詳しいスケジュールはこちら。
(写真)上:あいさつするJA全中・茂木守会長
中:パネルディスカッションのようす
下:米づくりの体験談を話すタレントの大桃美代子さん