今回は28人が選定された去年12月に続いて2回め。
「農業技術の匠」は公募と地方農政局を通した都道府県から推薦された者について10月26日に開いた選定委員会で有用性や普及性、地域活性化などを選定基準に決定した。
選定者を作物別にみると果樹と野菜が各4人、土地利用型作物が3人、花き、畜産、特産物が各1人。
JAうご花卉園芸部会の藤原長蔵さんは、豪雪地域での周年園芸技術を考案し高い収益性を確保した。60年間のデータを利用し気象変動に対応した多収米づくりの技術を確立したのは、JA山武郡市稲作部会の野老昭代さん。農業機械の改良と開発でレンコンの省力栽培を実践した、JA熊本市高砂レンコン部会の川上清さんらが受賞した。
今後、農水省ホームページで選定者と技術内容を順次紹介していく方針だ。 (関連記事)
認定された全14人は次の通り(敬称略)。
▽津別町有機酪農研究会
▽齋藤彌志則(青森県りんご協会・ゴールド農園)
▽佐藤民夫(村田ファーミーズ会長)
▽藤原長蔵(JAうご花卉園芸部会)
▽野老昭代(JA山武郡市稲作部会)
▽斎藤一己(出口大豆生産組合組合長)
▽加藤泰一(糸貫柿振興会委員長)
▽伊藤忠夫(JA海部東営農受託部会)
▽大西誠((株)金山パイロットファーム)
▽花澤茂((株)花澤ぶどう研究所)
▽宮崎昭雄(福井新田茄子生産組合)
▽香西達夫(きよね有機の郷会長)
▽川上清(JA熊本市高砂レンコン部会)
▽金城政雄(沖縄県・恩納村)
※福井新田茄子生産組合の宮崎さんの「崎」の字は正式には旧字体です。