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「日米農業の関係をより深く」  ルース駐日米国大使

 3月2日に開幕したFOODEX JAPAN 2010で、ジョン・ルース駐日米国大使は日米農業交流50周年記念キャンペーンの開催を宣言した。

会見するルース駐日米国大使 2日のイベント開幕前にジョン・ルース駐日米国大使が会見を開き、3月から6月にかけてアイオワ州・山梨県の姉妹関係設立やアメリカ穀物協会設立など日米農業交流50周年を記念したキャンペーン「パートナー・イン・アグリカルチャー〜共に育む豊かな食卓〜」を開催すると宣言した。キャンペーンの主催は米国農務省海外農務局。
 日本は米国にとって第3位の農産物輸出国で、輸出額は147億ドルを超えている(08年)。また1952年から日本の青年農業者を米国に派遣する事業もあり、これまで1万2000人以上が米国の農家で研修を受けた。
 ルーツ大使はキャンペーンについて「日米の農業分野でのパートナーシップ確立を祝い、より深い関係を築きたい。日米農業の交流が深まれば、両国の安全保障強化にもなる」と述べた。
 主な行事としては、4月7日に東京で「食料安全保障国際シンポジウム」が開かれビルサック米国農務長官が講演を行い、4月8〜11日には山梨県甲府市で祭典を開く。夏には全国のイオン200店舗以上でアメリカ食品展などを開催する予定。
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(写真)
会見するルース駐日米国大使

(2010.03.03)