特に、素材科学事業が顕著な回復を見せ、非常に低迷であった前年同期に比べて予想をはるかに上回る増収を達成した。ヘルスケア事業も売上高・利益ともにわずかに改善している。
しかし、農薬関連事業は、記録的な水準を残した前年同期に比べて明らかに低調となった。市場動向と天候不順に伴う作付け時期の遅れが影響した。
グループの売上高は、前年同期比5.3%増の83億1600万ユーロ、特別項目計上前の利払前・税引前・償却前利益(EBITDA)は同13.2%増の19億1800万ユーロ、同営業利益(EBIT)は同25.3%増の12億7400万ユーロと、それぞれなった。
素材科学事業の成長は、2桁の成長を記録したポリウレタン事業、売上を大幅に伸長させたポリカーボネート事業と塗料・接着剤・スペシャリティーズ事業などによる。
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