農政・農協ニュース

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第53回全国家の光大会に2500人

 (社)家の光協会は2月8日、横浜市のパシフィコ横浜国立大ホールで「第53回全国家の光大会」を開いた。全国から2500人以上が参加し、JA運動の仲間を増やして協同の輪を広げること、日本農業やJAの役割への理解促進の実践などを申し合わせ、今後の活動への士気を高めた。

申し合わせで協同の力の発揮を誓った(写真)申し合わせで協同の力の発揮を誓った

 

江原正視会長 今年創刊86年を迎えた『家の光』。開会のあいさつで江原正視会長は2012年が国際協同組合年とされたことをあげ、「『家の光』をはじめ諸媒体を通じて創刊号の巻頭言にある『共同心の泉』に込められた協同の精神と農業、農村、JAの理解促進を情報発信していき、JAの組織基盤と地域貢献活動を強化する教育文化活動への支援をさらに努めていく」と強調した。
茂木守JA全中会長 来賓の茂木守JA全中会長は国際協同組合年を前に「地域経済や社会に対してJAが果たす役割は大きい。国民各層に地域貢献活動をもっと知ってもらい、JAファンや協同の仲間になってもらう取り組みの推進が必要。教育文化活動の実践と強化は不可欠」だとして、価値ある情報提供でJA運動や教育文化活動の支援に力を発揮してほしいと期待を述べた。
JA神奈川県中央会・志村善一副会長 JA神奈川県中央会の志村善一副会長はJA組織の弱体化が叫ばれるなかで「男性組織と女性組織は車の両輪。女性が元気な地域が活性化している事例は多く、『家の光』は女性部や生活文化活動に欠くことのできない教材だ。活動の輪がさらに広がることを祈願したい」とあいさつした。

◆農林水産大臣賞は中河美智子さん、JA全中会長賞は白武敦子さん

nous1102090805.jpg 大会では教育文化活動の取り組みが創意工夫に富み、家の光事業がJAの事業・活動のなかで明確に位置づけられ成果をあげている「家の光文化賞」をはじめ、「家の光文化賞促進賞」、「JA普及実績」表彰を行った。
 また前日の都道府県代表体験発表で選ばれた9人(別掲)による記事活用、普及・文化活動体験発表があった。
 審査の結果、記事活用の部で農林水産大臣賞に輝いたのは広島県代表・中河美智子さん(JA三次)の「『無縁』を『夢縁』に 地域の絆が大事じゃけん」。また和歌山県代表・玉置絹子さん(JA紀州中央)の「人生のバイブルは『家の光』〜農業を次世代へつなげる架け橋〜」が審査委員特別賞に選ばれた。
 普及・文化活動の部では佐賀県代表・白武敦子さん(JAさが)の「『家の光』を片手に 地域に輝くJAを目指そう」がJA全中会長賞を受賞した。

(写真)「家の光文化賞」の受賞JAの代表者

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◎第61回「家の光文化賞」
JAいわて中央(岩手県)
JA新ふくしま(福島県)
JAいわみ中央(島根県)

◎平成22年度「家の光文化賞促進賞」
JA北群渋川(群馬県)
JA西三河(愛知県)
JAセレサ川崎(神奈川県)
JA北河内(大阪府)
JA小松市(石川県)
JAくにびき(島根県)
JAあいち尾東(愛知県)
JA四万十(高知県)

◎家の光協会会長特別賞(敬称略・発表順)
【記事活用の部】
八島紀嘉(JAみやぎ仙南・宮城県)
中河美智子(JA三次・広島県)
手島寿恵(JA鳥取中央・鳥取県)
新里光子(JAいわて中央・岩手県)
中村卓司(JAコスモス・高知県)
玉置絹子(JA紀州中央・和歌山県)
【普及・文化活動の部】
菅野房子(JA新ふくしま・福島県)
畠山典子(JAならけん・奈良県)
白武敦子(JAさが・佐賀県)


詳報はこちらから

(2011.02.09)