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ミカンの町 花の香りで町おこし  JAみっかび

 JAみっかび(静岡県)は特産品のミカンで町おこししようと、地元企業や生産者らと協力して、「みかんの花摘み体験ツアー」を5月17日、管内で開いた。

ミカンの花のいい香りに包まれながら花摘み体験 この時期JAみっかび管内にはミカンの花が満開に咲き誇る。今年初の試みとなったツアーは、農業就業人口の増加につなげたいとミカンの魅力を知ってもらう企画として考案。アロマテラピーが好きな女子職員から、“ミカンの花のいい香りを利用しては”というアイデアによって話が進み、今まで着目してこなかった「香り」に目をつけた。
 今回ツアーには県内をはじめ、東京や大阪から香料や食品産業の関係者ら約20人が参加した。後藤善一専務の園地で花摘みを行い、その後摘んだ花を精製してアロマウォーターやアロマオイルにした。
 表年である今年は例年より花が多く咲いており、同JAによると「花を捨ててしまうのはもったいなく、摘果作業するよりも花摘みをするほうが作業の手間も軽減できる」という。また、柑橘系の花から抽出した精油はとても高価であることから、国産品を使用したものはほぼ出回っていないため、製品化の可能性にも期待している。

(写真)ミカンの花のいい香りに包まれながら花摘み体験

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(2011.05.20)